1件1件のご自宅にチラシを配布し、自社のサービスや事業の宣伝を行う広告手法であるポスティング。

最近はペーパーレス化も進んでいますが、それでもチラシにて広告を打ち出す企業や事業者は多数存在します。

まだポスティングにて自社サービスの宣伝を行ったことのない人はポスティングのメリットや広告費用についてなかなか想像つかないでしょう。

ポスティングでの集客訴求方法はどのようなメリットや効果があるのでしょうか。こちらではポスティングを費用面で見たメリットや他広告媒体との比較を解説しております。

 

一般的な広告費用はどのくらいかかる?

 

ネット広告にかかる費用

最近ではインターネットに広告を出すことが大変多くなり、ほとんどの会社や事業がインターネット広告を利用しています。

例えばYahoo!Japanなどの大手検索サイトにてバナー広告を出す場合、サイズにもよりますが50万円から800万円以上の費用が掛かります。

アフィリエイトのように反響報酬制を導入している場合でも、初期費用として登録料や月額料金が数万円ほどかかり、制約があると報酬として3割ほど支払うことが一般的です。

インターネット広告は世界中の方々に配信できるので知名度アップには欠かせない広告媒体ですが、その分競合も多く、資金面がモノをいう部分も。

広告にかける資金が十分ある事業であれば効果も期待できますが、あまり資金が準備できない場合は大手企業に埋もれてしまう可能性もあります。

 

電車の車内広告にかかる費用と効果

電車の車内にある中吊り広告は、利用者の多い路線であればあるほど目にとめていただける可能性が高くなるので人気の高い広告媒体です。

広告費用は路線や広告設置場所、期間などによって大きく変わりますが、日本一利用客が多い東京の山手線の車両内にて中吊り広告を2週間ほど出してもらう場合(チラシ枚数約800枚)で、300万円ほどの費用がかかります。(時期によって変動あり)

地方や利用客の少ない駅構内、電車車内であればもう少し抑えることも可能ですが、それでも数十万~数百万単位での広告費用を要します。

ちなみに最近増えたデジタルサイネージ(ドア上の液晶モニター)でのCM広告は、半年間ほどの広告掲載で約1億5,000万円の費用がかかるというデータもあります。

よく電車に乗車される方はイメージがつきやすいかと思うのですが、基本的に主要電車で広告を打ち出している会社は名前の知れた大手企業が大半を占めています。

 

テレビCMにかかる費用と効果

テレビCMは、放送するキー、制作会社などによって大きく異なりますが、日本テレビやフジテレビなどの民放で放映する場合数千万円の予算を組み込まなくてはなりません。

地方ごとのローカル放送局の場合は安くなることもありますが、CM作成費やタレントを起用した場合はギャランディも発生しますので、かけようと思えばいくらでも費用がかかる広告媒体です。

最近では深夜帯やローカル放送局にて気軽に放送することも可能になり昔ほど高嶺の花にはならなくなりましたが、それでも予算として100万円以上はかかることになるでしょう。

 

ポスティング広告を利用するメリットは?

 

1.広告費用が安い

料金体系はポスティング会社によって様々ですが、ポスティングでの広告費用は他広告に比べて格安です。

例えば、戸建て住居に5000部配布する場合、

1枚9円×5,000=45,000円からの費用になります。(※A4サイズ 1週間配布の場合)

中小企業の方々でも比較的安価ですぐに取り組みができることがポスティングのメリットです。

 

当社の価格体系につきましては、下記ページをご覧ください。

2.ターゲット層を絞ることができる

「新築戸建てのチラシなのでファミリーを狙いたい」「バリアフリーのリフォームを宣伝したいので高齢者を対象としたい」など、各事業によって、どんな人にアプローチをしたいかが変わります。

ポスティングは、チラシを配布することで事業を宣伝できますから、ターゲット層を絞り込んで効率的に反響につなげることができます。

インターネット広告や看板広告は不特定多数の方々に広告を見てもらうことができますが、対象者ではないような方々にまでアプローチをかけることになるので、「多額の費用をかけた割には効果が少なかった」ということにもなりかねません。

知名度を上げるためには多くの方々に見てもらえる広告は大変効果的ですが、反響を呼んで売り上げに直接つなげるのであればピンポイントにアプローチができるポスティングが強さを発揮します。

 

3.アイキャッチ率が高い

チラシのアイキャッチ率は驚異です!

テレビCMの場合、CMの間に家事をしたりトイレに行ったりしませんか。

インターネットで動画を楽しんでいた時に広告が入るとスキップしたりすることも多いはずです。

ポスティングは1件1件ポストに配布するので、入っていた配布物を仕分けるときに必ず人の目に留まります。その時に「必要な情報か不必要なものか」が判断されるので、ここで心に刺さった場合ポスティングは成功と言えるでしょう。

もちろんチラシに目を止めてもらえる時間はほんの一瞬です。しかしこの一瞬があるかないかで売り上げは大きく変わります。

他広告にない一番の大きなメリットと強みが「アイキャッチ率が100%」ということです。

 

反響が出やすいポスティングの行い方

 

誰に何を宣伝したいか明確にする

例えばビジネス街に居酒屋さんが新規オープンしたとします。その際に来てほしいお客さんはどのような方でしょうか。

この場合であれば近隣で働くサラリーマンやOLの方々がメインターゲット層となるでしょう。

”ビジネス街の居酒屋”という時点でファミリー層ではありませんね。

広告の反響効果を狙うならターゲットを明確にする必要があります。

 

ポスティングでも同様であり、「誰に何を伝えたいか」をハッキリさせてピンポイントに絞って配布することで反響率は大きく変わるでしょう。

  • 億レベルの投資用不動産の広告なら裕福層が多く住む地域への配布
  • 新車の宣伝や車検の広告なら駅から少し離れた郊外の戸建てや車をよく使う地域のマンション
  • リフォーム事業なら新築が並ぶ再開発分譲地よりも昔からある住宅街

など、サービスを求めている可能性が高い地域や居住者にアプローチすることで反響率を上げることができます。

 

心に刺さるキャッチコピーで印象に残そう

チラシを作成し、配布する上で「キャッチコピー」は大変重要になります。

現在この記事を読んでいただいているということはタイトル等に興味を感じてクリックしてくれたのではないでしょうか。

チラシも同じで、タイトル(キャッチコピー)を工夫することによって中身の情報を見てもらえる率がグッとあがります。

 

例えばテレビCMでも、インパクトのある歌や強烈な個性を持ったCMは人々の印象に残り、企業の付加価値となります。

チラシも同じであり、事業を知ってほしいからといってあれこれ文字を並べていると逆効果で、とにかく印象に残してもらうことを優先することが反響につながります。

効果的なチラシの作成の仕方は下記ページにて詳しく記載しておりますので、是非ご覧ください。

配布地域の地理や土地勘は重要

不特定多数の方々に受動的に見てもらう広告とは違い、ポスティングは住んでいる方々に能動的にアプローチする集客戦略です。

ポスティングを行う上で、配布地域の地理や土地勘は大切です。

どんな方々が住んでいるのか・平均年齢や世帯収入・ファミリーなのか単身者が多いのか・・・

少しでも反響率を上げるために、地域の特性の理解は深めたいところです。

また、ポスティングは人間が体を使って配布しますので、地域の地理に詳しくないと配布効率が落ちてしまうでしょう。

配布効率が悪いと、アプローチ数も減少してしまいますし、1つの物件に誤って複数枚同じチラシを配ってしまいクレームの原因となる可能性も。

配布効率を上げて少しでも反響を期待するのであれば、配布地域の住民情報や土地勘を養うことも重要です。