様々なクライアントさんとお話していると、稀に「富裕層をターゲットとしてポスティングをしてほしい」というご依頼を受けます。

当社がカバーしている神奈川県内には、「高級住宅街」と呼ばれる地域がたくさんあり、実際に足を運んでみると異世界に来たような町並みをしています。

そのような地域でポスティングをするにあたって相性のいい業種や気をつけるべき点はどのようなことがあるのでしょうか。

また、神奈川県内に存在する富裕層がたくさん住むエリアも紹介しておりますので、ぜひご参考にしてください!

富裕層に向けたポスティングをしたい!

 

ここで言う富裕層とは、六本木のタワマンに住み外車を何台も・・・というセレブ的要素を持つ方々の話ではありません。

一般的に「ある程度高い生活水準を保っている」「ゆとりある暮らしを実現している」「平均より高い年収を安定的に保っている」層を前提としてお話していると考えてください。

実は想像以上に奥が深い富裕層向けポスティング。

富裕層に向けたポスティングで相性のいい業種や気をつけるべき点はどのようなことがあるのでしょうか。

1つ1つ解説したいと思います。

 

購買意欲が高い富裕層

一般的に富裕層とは、「年収1000万円」が一つのハードルと言われています。(一般的に年収1000万円は「準裕福層」という立ち位置ですが、ステータスとしている方も多いのではないでしょうか)

この数字は、世帯主1人が稼ぐ場合だけでなく夫婦2人合わせた世帯年収になる場合もあり、例えば旦那さんが500万・奥さんが500万円稼いでるご家庭も富裕層の一種と言えるでしょう。

言わずともわかりますが、やはり生活にゆとりがあるご家庭は「持つもの・使うもの」などの水準も大変豊かです。

「常にいいもの」「生活が豊かで便利になるもの」を探しており、購買意欲も大変高い傾向があります。

ただ、欲望のままにじゃぶじゃぶとお金を使うわけではありません。

計画性があり本当に必要なものを見極める力も高い傾向があるので、案外と節約家も多いことも事実。

裕福層向けポスティングは、どれだけ購買意欲を即せるかが勝負どころとなります。

 

富裕層に向けたポスティングの業種

では富裕層向けポスティングをするにあたって、相性のいいチラシはどのような業種なのでしょうか。

ランキング形式にお伝えしたいと思います。

第1位:リフォームの案内チラシ

やはり人気どころ1位はリフォーム会社です。

どれだけ高い住宅も消耗品でありメンテナンスが必要となります。

特に木造戸建てなどの場合は、世帯それぞれの管理が必要となってくるので、「気付きを与える」という意味でも効果を発揮するでしょう。

第2位:個別塾など教育系チラシ

ある程度生活にゆとりがあるご家庭では、やはりお子様の学力や教育意識も大変高いことが多いです。

最近では塾を運営する会社も多くなり激戦化する教育系業界。

富裕層向けの場合はあまりにも安すぎる会社よりもワンランク高い質を重視したチラシが好まれる傾向があります。

※2020年5月:新型コロナウィルスの緊急事態宣言により、個別塾のポスティングご依頼はスケジュールを相談させて頂き対応しております※

 

第3位:外国車含む新車ディーラー

新車などを販売するディーラーも相性がいい業種です。

都心に近く車がなくても便利なイメージがある横浜市や川崎市でも案外自動車保有率は高く、高級住宅街と呼ばれるエリアの一戸建てには2台3台駐車場スペースがついている家も多数存在します。

国産車だけでなく、外国車(ベンツやAudiなど)ディーラーもチラシ映えする業種と言えるでしょう。

 

富裕層向けポスティングで気をつけるべき点

富裕層をターゲットとする場合、一番気をつけるべき点はチラシが安っぽくならないことです。

今さっきコピー機で印刷しました!というような普通紙インク印刷ではなく、光沢あるコート紙は使用したいところですね。

厚みを出して重量をアップさせると高級感も上がりますが、重みで配布効率が落ちるというデメリットもあります。

デザインもフォントをゴシック体から明朝体に変えるだけでグッとエレガントさが演出できることでしょう。

また、富裕層が多く住むブランドマンションやタワーマンションは管理人やコンシェルジュがいる場合が多いので、ポスティング難易度は大変高いので、配布単価も割高になる場合も。

コストパフォーマンスが見合っているかどうかも検討材料となります。

 

神奈川県で富裕層が多い街を紹介

 

では、神奈川県内で富裕層が多いエリアはどのあたりになるのでしょうか。

土地の平均坪単価と平均年収を主な参考材料とし、紹介いたします。

 

横浜市中区:山手町エリア

坪単価:★★★★★
平均世帯年収:★★★★☆

「本当の金持ちが住む街」としても有名な山手町エリアは、もともとは外国人居留地でした。

ヨーロッパ風の町並みが美しく、街の景観を守るための建築上ルールがあることでも有名です。

フェリス女学院などのミッション系有名私立学校も多く、横浜市屈指の文教地区でもあり学力意識が高いご家庭も多数存在します。

 

横浜市青葉区:美しが丘エリア・あざみ野南エリア

坪単価:★★★☆☆
平均世帯年収:★★★★★

「マンションなら美しが丘、戸建てならあざみ野南」とも言われる青葉区美しが丘、あざみ野南エリア。

横浜市青葉区の世帯年収1000万円以上の比率は35%であり、おおよそ3世帯につき1世帯は1000万円を超えているほど富裕層が集まっている街です。

たまプラーザ駅周辺は夜景もライトアップされ大変エレガントであり、ドラマのロケ地にも使われていることでも有名な街でもあります。

 

川崎市中原区:武蔵小杉エリア

坪単価:★★★★☆
平均世帯年収:★★★★☆

もはや知らない人はいないほど有名となった武蔵小杉エリア。駅前にはハイブランドなマンションが立ち並び、治安もよく「住みたい街ランキング」上位の常連となっている高級住宅街エリアです。

ハイソで快適な都心的生活が実現する武蔵小杉エリアも、やはりある程度収入がないと住むことが難しいでしょう。

「小杉セレブ」なんていう言葉も出たほど川崎市屈指のブランド街でもあります。

 

川崎市麻生区:新百合ヶ丘エリア

坪単価:★★★☆☆
平均世帯年収:★★★☆☆

今まで紹介したようなハイブランドのようなイメージはないものの、文化的要素が多く住環境が整っている新百合ヶ丘エリア。

実は1980年代あたりまでは、たまプラーザ(青葉区)・鷺沼(宮前区)と並んで三大憧れの街の1つでした。

今でこそ高級マンション=お金持ちのイメージが強くありますが、新百合ヶ丘は昔の住環境の良さを残し、落ち着いた暮らしを求める富裕層が多い傾向が見えます。

 

神奈川県鎌倉市:鎌倉山・西鎌倉エリア

坪単価:★★☆☆☆
平均世帯年収:★★★★☆

昔から「別荘地」として地位を確立した鎌倉。中でも西鎌倉・鎌倉山エリアは鎌倉市内屈指の高級住宅街でもあります。

土地単価はさほど高いわけではありませんが、1世帯あたりが保有する自宅の面積が桁違いに広いため比較的収入に余裕がないと手を出すことができません。

また、各界で成功を収めた著名人なども生涯の住居として鎌倉山や西鎌倉を選ぶこともあり、世帯平均年収を引き上げている要因でもあるでしょう。

 

まとめ:富裕層にポスティング希望の場合は念密な打ち合わせを!

 

富裕層向けのポスティングの場合、通常の料金よりも単価が高めになることもあります。

まずはどの程度の層にアプローチをしたいのか、エリアはどうするのか、反響報酬制度を利用するのか・・・など念入りな打ち合わせが必要となります。

成約単価が高くなるからこそ時間をかけてじっくり作り上げていくことが大切でしょう。