大きなポスティング会社では、各地域それぞれに専門の配布員を設けて、「地域のプロフェッショナル人員」を確保していますが、配布の枚数が多かったり人気地域で人員を確保できない場合、互いにエリアフォローに入ることもあります。
やはり慣れない土地での配布は大変ですし、最悪のケースだと同じ自宅に2回も3回も配布してしまいクレームになるケースも。
最近ではGPSを利用した便利な地図アプリが続々と増え、ポスティングの効率も大変良くなりました。
ここでは実際に配布員が利用しており、絶賛されているスマホ用アプリを紹介したいと思います。
目次
ポスティング専用アプリは存在する?
ポスティング専用というものはない
ポスティングという広告宣伝方法はニッチな世界であり、ポスティングを行う際の専用アプリというものは存在しません。
ですので、他の専用アプリを代用して使うことになります。
大抵の配布員は紙の地図を頼りにポスティングを行いますが、慣れない土地でいちいち地図を広げて場所を確認しているとやはり効率も落ちてしまいますし、効率が落ちると比例して反響率にも影響してしまいます。
世の中にはたくさんのスマホ用アプリが存在します。その中で便利で使いやすいものをピックアップして、少しでも効率をあげることが現代のポスティング方法と言えるでしょう。
ポスティングを行うときに便利なアプリとは?
ポスティングを行う際に便利な機能というと、
- 歩いた場所(配布した場所)を記憶する追跡アプリ
- 配布するエリアの地図を明細化するアプリ
- 配布した枚数を数えるカウンターアプリ
が配布する際に大変役立っており、実際に配布員も自身のスマホにダウンロードして配布効率を上げています。
慣れた配布員の中には、消費カロリーが計算できたり歩いた歩数を計算するアプリなども使用してポスティングの配布自体を楽しんで行っている方もいらっしゃいます。
では事項で実際に配布員が使用している便利な機能がついたアプリを紹介したいと思います。
配布した場所を記憶する追跡アプリ
ポスティングのときの追跡アプリは、ウォーキングやサイクリングのときに利用する追跡アプリが便利です。
昔は、「mytracks」というgoogleの純正GPSアプリが有名でしたが、サービスが終了し、利用することができなくなりました。
しかし「mytracks」の代用品ともなるアプリもありますので、是非参考にしてください。
googleマップのタイムライン機能
世界一有名といっても過言ではない地図アプリである「googleマップ」。
実はgoogleマップには、「タイムライン」という機能があり、訪れた場所やその場で撮った写真などが記憶することができます。
徒歩はもちろん、バイクや自転車でのポスティングでも移動したルートを記憶してくれますし、配布禁止物件などをその場で写真を撮影して残しておくと地図上にどこで撮ったかなどを残すこともできます。
もちろん地図は簡易化されていますが、正直googleマップ1つあれば他に何もいらないほど高機能です。
また、ポスティングの依頼は大抵「○○区▲▲ 4丁目~7丁目」などという細かな指定が多くあります。
その際に、「4丁目はどこからどこまでかな?」とわからなくなるときにgoogleマップで検索すると一発で表示できるので、配布エリアの越境防止対策にもなりますので、配布員のほとんどがポスティングの際にgoogleマップを利用しています。
Walkmeter GPSウォーキング、ジョギング、散歩
Walkmeterは、ウォーキングやお散歩の専用アプリです。
実際に歩いたところを記録することができるのでポスティングの際にも大変有効です。
どこを歩いたかを表示するだけでなく、散歩アプリらしい万歩計機能も搭載!
「ポスティングをしながら健康管理も」というような楽しみながらお仕事をすることもできるのではないでしょうか。
アプリの性能も良く、「神アプリ」に指定されるほど人気の高いものになります。
地図を明細化するアプリ
普段利用しているスマホの地図アプリ(googleやyahooなど)では、少し大雑把すぎてわかりにくいという場合に明細化するアプリがあると便利です。
丁目番地だけでなく、住宅の名称なども表示されると土地勘のない場所の配布では効率が増すことでしょう。
ゼンリンいつもNAVI & ゼンリン住宅地図スマートフォン
googleなどの地図もかなり高機能で使いやすいですが、ゼンリン社が出している明細地図は大変精度がよくポスティングだけではなく宅配業者などにもよく使われているアプリです。
普段よくみる地図に加え、住宅明細地図は住宅の家の名前・マンションやアパート、ビルの名称まで細かく表示することができます。
このような住宅明細地図を配信しているのは、ゼンリンのみで他の類似アプリはありません。
ゼンリンいつもNAVIは無料版もありますが、上記のような明細は月1回しか表示することができません。
プレミアム(月300円または年間3,000円)では月10回まで表示できますが、ポスティング配布を本業として毎日配布している場合は少し物足りないかもしれません。
明細地図表示が無制限の場合だと月900円かかります。
ですので、土地勘もなく配布禁止物件も多いというエリアを配布するときなどの「奥の手」として使用してみるのもいいでしょう。
配布した枚数をスマホで数えるカウンターアプリ
一度に数百枚を配布するポスティング。
実際配布していると、数えていたつもりでも今何枚配布したか忘れてしまった。実際に数えていた枚数と残りの枚数の数が合わないということも発生します。
配布員のほとんどは1枚○円というような歩合制の料金体系で仕事をしておりますので、給料にも反映してしまうのでカウンターを利用している配布員も多数いらっしゃいます。
配布枚数を数えるカウンターは、アプリでも存在しますので是非利用してみてください。
EX数取器カウンター
ただカウントするだけのシンプルなアプリです。
配布したらスマホをタップ、またタップを繰り返しカウントしていきます。
無料で使える上に、余計な機能を搭載していないのでアプリ自体もサクサク動き電池の消耗も少ないのも特徴的です。
また、アプリを常に起動していなくても、カウントした記録が消えないのでポスティングを行いながらほかのアプリと併用して使うこともできるので大変便利です。
カウントするおプラス
パンダのアイコンがかわいらしいカウンターアプリです。
カウントするおプラスの最大のメリットは、カウントしたいものをカテゴリごとに分けて数えることができるというところです。
例えば、ポスティングのご依頼で
- 1丁目に300枚
- 2丁目に200枚
- 3丁目に150枚
など同じチラシを各エリアによって配布枚数が指定されていることがあります。
各エリアに何枚配布したかどうかいちいち覚えておくことはちょっと大変ですね。
「カウントするおプラス」は、あらかじめエリアをカテゴライズしておき同時にカウントし記録しておくことができるので、近隣エリアを一気に配布したいときなどに便利です。
欠点は、途中で広告動画が入ってしまうことです。
広告で運営しているので無料で利用できるのですが、広告動画が流れるということは通信量を使うことになります。もし通信量が月々1GB程度のスマホを利用している方は「広告で上限まで行ってしまった」とならないように注意しましょう。
まとめ
ポスティングは昔からある広告宣伝手法です。もちろんアプリがなくてもポスティングを行うことは可能ですし、実際スマホがない時代は紙の地図1枚とボールペンで配布を行っておりました。
しかし最近はとても便利なアプリが増え、ポスティングの効率もアップしています。
やはりないよりはあったほうがもちろんいいので、是非現代の便利機能を使って行ってみましょう。
ただGPS系のアプリは電池の消耗が早いので、配布途中で充電がなくなった!なんてことにならないようにきをつけたいですね。